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週刊ポストの偉そうな「年金記事」を徹底論破する

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 また「週刊ポスト」か、と思うのだが、商売の為に人を煽って雑誌を買わせようという前時代的な性根が腹立たしいので、週刊ポストの庶民ズラした「年金記事」のやり口について徹底追及したい。

記事のターゲットは50代

 今や斜陽産業である出版業界にあって週刊誌もその例外ではない。そのため各雑誌とも生き残りに懸命な状態である。読者ターゲットはネットよりも活字という人が多い50代以上。

 昔の週刊誌はいわゆる「飛ばし」が多かったのであるが、「週刊文春」のようにスクープを連発し、その威力から「文春砲」と恐れられるようになる雑誌も出てきた。

 以前は「週刊新潮」が最前列にいた感があったが、最近は「文春」の後塵を拝しているような気がする。また意外な伏兵として「週刊現代」も全体的に頑張っているように見える。

 そんな中で小学館が発行する「週刊ポスト」の出来はイマイチだ。これは年金記事に限ったことではなく、政界記事、いわゆる政局ネタでも他誌に比べて一段から二段落ちる。

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記事の質が一段落ちる具体的な例

 記事の質については「政界記事」が一番わかり易い。政界というところはサロン的で狭い世界なので、噂話が絶えることがない。この噂と思惑で動く世界にライターたちは這い回って記事を書いている。そのため、情報源の精度に大きなバラツキがあるのだが、週刊ポストの精度は残念ながら低いのだ。

 例えば「菅官房長官に上から目線の総理秘書官 麻生氏の逆鱗に触れた」という記事では、官邸を支える今井尚哉・首相首席秘書官と麻生太郎・副総理兼財務相の「確執」について書かれている。

 そしてこの「確執」の因を2016年(平成28年5月)の消費増税延期(増税延期政局)を巡ってのものだとしているが、実際にはその前年、2015年(平成27年)12月に起こった低減税率導入を巡る戦い(低減税率政局)が発端であり、この時点でアウトだ。

 因みに低減税率政局では麻生氏と谷垣禎一・幹事長(当時)が反対に、菅義偉・官房長官が賛成していたが、最終的に二階俊博・総務会長(当時)が賛成に回り、勝負が決まった経緯がある。この周旋を今井秘書官が行ない、そうした動きに麻生氏が不快感を示したとされる。

 ちょっと調べりゃ誰でもわかる話を調べなくてもバレないと思っているところが「古い」だろう。今はネット時代で誰でも過去を調べることができるのだから「バレない」と考えている方がおかしいのである。

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記事を書いてる人間に年金を掛けてない!

 話は少し脱線したが、肝心肝要の「年金問題」記事の話に戻そう。週刊ポストの年金記事を書いている人間は、おそらく「フリーランス」。つまりポストを出している小学館との間に請負や買い取り契約はあっても「雇用」関係はない。

 ということはポスト側は「年金問題」で煽りながら、記事を書いている人間の「年金」をビタ一文支払っていないことになる。そんなに文句があるのなら、まずは自分たちが不安定な「フリーランス」の生活を保証、つまり雇用契約してからモノを言いうべきだろう。

 こうした年金問題という生活に直結していくような話をダシにして、煽って部数稼ぎをするという前時代的なやり口を使うネタではない。情報弱者を喰い物に、というが、実際に喰い物にしているのは煽っている人間だ。

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「わたしたちがコツコツ納めた年金が!」のあやまり

 ポストの記事「私的年金拡大の政府方針、「老後は自分で何とかしろ」の意味」 では記事中このように書いている。

 現役時代にコツコツ年金保険料を支払ってきた高齢者は「自助努力」と言われても納得がいかないはずだ。

 庶民ヅラしたこの文章。実は書いた人間が何にも分かっていないことの証明なのである。どういうことなのかというと「コツコツ年金保険料を支払ってきた」分は年金受給額の「半分」に過ぎないからだ。

 生涯厚生年金だけに加入していて、月額25万円の年金受給をされている場合、自分が払った年金分は12万5千円でしかない。残りの半分は企業が負担していた分を受給しているのである。

 つまり「コツコツ支払ってきた分の年金よこせ!」と言うのなら、半額受給で十分だ!と言っているのに等しいということをまるで分かってはない。

 大体、企業側は社会保障費に関していうなら、従業員の給与の分の社会保障費も「負担している」という感覚だということを自覚しなければいけない。もしも払わなくてもよいのなら、社会保障費の分を殆ど削って給与支給すること必定である。

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終わりに

 ここで指摘した幾つもの事柄は、逆の立場になって考えれば、誰だってわかる話しだ。そんなことも分からずに記事を書くという神経を疑う。21世紀になったのだから、もう少しまともな記事を書くように心掛けたらどうだろうか。

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Vivente
現役クリーニング事業者。妻と二匹のネコと暮らしながら、整理術やくらし術、生活家電や機器、、著名人のなどの研究を行っている。プロフィールはこちら

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