最新情報 軟水器

軟水器アクアソフトAQ-S401 実際の使用感

投稿日:2017-05-28 更新日:

 ちょっとしたトラブルに見まわれながらも無事に使うことができるようになったヤマダ電機系ハウステック社の家庭向けシャワー用軟水器「アクアソフト AQ-S401」。

 私自身はクリーニングの作業場で長年、軟水洗いを研究してきたこともあって、軟水器で作られる軟水の効能は当たり前過ぎて気にならない部分がある。そのため今回は実際の使用感について、私の妻から話を聞くことにした。

湯の「あたり」が違う

 アクアソフトを通ったシャワーの湯を浴びた瞬間に感じたことがそれだったという。いつもより柔らかく感じたそうで、お湯が心持ちヌメっつとしているように思えたらしい。

 温泉でいえばアルカリ泉に近いような感覚だったといい、少し湯が体にまとわりついているように感じられたらしい。軟水器は水の中の硬度成分(金属成分)を除去しているだけで、水の極性(酸やアルカリ)を振るものではないので、極性が振れている温泉と同じような効能が出るわけではない。

 だが、私自身も洗剤投入前の湯の中に手を突っ込んでいると、こうしたヌメり感やまとわり感を感じるので、硬度成分を除去した水の特性と見てよいのだろう。

目次に戻る

泡立ちが違う

 タオルに石鹸をつけて体を洗うと泡がモコモコといっぱい出たという。そしてその泡は細かかったそうである。事前に私から石鹸使用量を減らすように言われ半分程度に減らしたが、それでもいつもより多く泡立ったという。

 これは通常、水の硬度成分とくっついて失われる石鹸成分が、硬度成分を取った水では失われることがなく石鹸として存在するため、結果としていつもより石鹸成分が多くなったように感じられるからである。

 よく半分程度と指摘される石鹸量だが、実際は3分の1程度でよいと思われる。洗濯や台所でもそうだが、我々は生活で基本、石鹸や洗剤を「使いすぎている」のである。いくらナチュラル志向で生活を切り替えようとしても、使いすぎに気づいていないのであれば、あまり意味のある転換ではないだろう。

 私より石鹸量を聞いた妻は早速100円ショップで販売されていた「泡立てネット」を購入し、その泡立ちぶりを試してみたところ、少しの石鹸量でモコモコと泡立ってビックリしたらしい。これを見た妻は泡立てネットで出来た泡を体に「滑らせる」ようにする感覚で、こすらないように体を洗うようにすれば、皮膚を傷めず体を洗うことができると思ったそうである。

目次に戻る

髪のパサツキがない

 おそらく誰しもが実感できるだろうと妻が思ったのが「髪のあがり」。洗った後のパサツキ感がまるでない、というものだった。これは明らかに硬度成分除去の効能だ。加えてシャンプーの泡立ちも凄いので、シャンプーの使用量を減らすことですすぎを減らすことが出来、結果としてトリートメント量もシャンプー量の減少と同じく減らすことになる訳で、余計にパサツキの要因がなくなるという、実に合理的な話なのだ。

 実は一番の髪のケアは「洗わないこと」だという。衣類と同じく繊維体である髪をしょっちゅう洗えば痛むのは当然。洗えば痛むので、それを抑えるためにコンデショナーを使う。髪を傷めたくないので高額なシャンプーやトリートメント、高級ヘアードライヤーなどの器具を購入して、傷めない努力をする。

 そもそも痛めるような生活サイクルを行っている点に目が行かないと、そのようなスパイラルに陥ってしまいがちだ。その点、この軟水器の「軟水」ではシャンプーなどの使用量を減らす時点で、髪を痛める要因を減らしている。よって髪の手入れに悩みがあるのであれば、高い材料や機器を用意する前に、リーズナブルな価格となっているシャワー用軟水器の導入を検討した方が良いだろう。

 妻によると髪のパサツキがなくなったことに加え、しっとりした仕上がりになったことも嬉しい部分だったという。更にサラサラ感が出て、髪のまとまりも良くなったとのこと。これは個人差があることなのでなんとも言えないことだが、そういう使用感からシャンプーやコンデショナーを使わない「湯シャン」でもいけるとの事だった。

 毎日「シャンプー」洗わず隔日とし、次の日を「湯シャン」で通すことができれば、髪へのダメージは大きく減るだろう。

目次に戻る

肌のツッパリ感がない

 これは化粧を落とす際の洗顔で感じたことだったという。肌がしっとりしており、スキンケアの浸透が明らかに良くなったというのだ。これは実際アクアソフトを使ったというハウステック社の女性社員の証言や、ネット上での軟水器の水の使用感のレポートなどと一致する。

 これは水の中に含まれる硬度成分と石鹸が結合して出来る「金属石鹸」が皮膚上に残っていると「ツッパリ感」を感じるが、硬度成分を取り除いた水であれば、この金属石鹸が発生しないために「ツッパリ感」を感じることもないという説明がなされている。

 これだけ書けばネット上で散見されるありきたりの文章だが、軟水を使用した洗顔の場合、化粧を落とす石鹸などの使用量が大幅に減る事も皮膚のダメージを抑えている要因になっていると思われる。人間目の前で取れていたり、泡立ちが良ければ自然と使用量が減るからである。

 これを更に歩を進め、意識的に洗顔料などの使用量を落とせば、当然ながら皮膚のダメージはより少なくなり、肌周りのケアにかかる材料が減ることになる。また、土台である皮膚の状態が良くなれば化粧のノリも良くなるわけで、当然ながら化粧の使用量も減ることになる訳だ。

 ケア製品や化粧の使用量が減るということはこれまでよりもかかる費用が減るわけで、これを節約としても良いし、逆にこれを担保として逆に性能のよい高額な化粧品を購入してより少量を使う方法を考えてもいいだろう。長年、高額で高性能な洗剤や仕上剤を導入し、使用量を減らす研究を行ってきたものとしては、そちらの方がモチベーションが上がるような気がする。

目次に戻る

おわりに

 これはあくまで私の妻一個人の使用感を聞いたものであり、単純に万人に同様の効果があるかといえば断言できるものではない。やはりその使用感に個人的感覚や個体差があるのは当然の話しで、軟水器を通した水の科学的に立証できる効果と言えば「硬度成分が除去されたことにより、それまで石鹸と硬度成分がくっついて金属石鹸となっていたロスが解消され、金属石鹸がなくなり従来より石鹸が少なくて済む」点である。  

 あとはやはりどうしても人の「感覚」となってしまう訳で、個人的な感覚に大きな開きが出てくるのは当然の話だといえよう。ただ石鹸にまつわる部分が非常に重要で、これは風呂に限らず、洗顔や手洗い、私が常日頃指摘している洗濯、台所での食器洗い、家の掃除に至るまで、軟水を使えば

洗剤使用量が大幅に減る=すすぎ量が少なくて済む

という法則が確実で不変なものであることだけは指摘しておきたい。

 

にほんブログ村 その他生活ブログ 掃除・洗濯へにほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへにほんブログ村 その他生活ブログ 片付け・収納(個人)へ

-最新情報, 軟水器
-, , , , , , , , , ,

関連記事

ナカトミ冷風扇 BCF-30Lのメンテナンス

 「ナカトミ冷風扇 BCF-30Lの使用感」で、実際に冷風扇が冷風扇である機能「涼風」を使ってみた感触についてレポートしたが、その後改めてチャレンジしたことや使った後についてのことを書きたい。 Con …

捨てたくなる衝動!ポイポイ病の恐怖

 先日より「家からウタマロクリーナーが消えた日」とか「捨てるということは、増やすということ」で妻の衝動である「ポイポイ病」の一部始終について書いた。だがこの病「ポイポイ病」は「捨てることが整理術」とい …

「スチーム仕上げ」とは一体なんなのか?

 最近、アイロンと並んでスチーム仕上げ機が売れているという。スチームの力で簡単にシワ伸ばし、という触れこみのようだが、クリーニング業者からみればそれは正しくもあり、そうでないようにも思える。  そもそ …


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Vivente
現役クリーニング事業者。妻と二匹のネコと暮らしながら、整理術やくらし術、生活家電や機器、、著名人のなどの研究を行っている。プロフィールはこちら

    知られざる「タイムズクラブカード」の使い方  タイムズ(Times)と言えば駐車場サービスの大手であり、街のあちこちに時間貸し駐車場が展開している。最近では路上の駐車場に留まらず、店舗の駐車場スペースなどの管理も請け負って「タイムズ駐車場」とす ...

    軟水器アクアソフトAQ-S401 レビュー  エントリー「家庭用軟水器 アクアソフト AQ-S401 概要」や「アクアソフトAQ-S401、ネットの片隅で起こった異変!」で度々取り上げてきたヤマダ電機子会社の住宅機器メーカー「ハウステック」が出 ...

    家からウタマロクリーナーが消えた日  風呂場にあった「ウタマロクリーナー」のスプレー容器が消えていた。妻に「どこにやったの?」と聞いたら、「要らないから捨てた」という。まだ残っていたはずだったのにどうして捨ててしまったのか・・・・・ C ...

    本当にいいのか?日立ビックドラムの「ナイアガラすすぎ」の是非  クリーニング業界で「ナイアガラ」と言えば、東京洗染機械製作所の「ナイアガラドライ」を真っ先に思い出す人も多いだろう。大流量の溶剤を一気に流して洗うのを「ナイアガラの滝」に例えたネーミングだが、今回は ...

    switle「スイトル」の実機レビュー1  以前より注文していた湿式掃除アタッチメント、switle「スイトル」がようやく届いたので早速、開封することとした。 Contents1 重くない箱2 スイトル本体を付属品と繋げる3 給水タンクの構造 ...

    嘘だらけのネット情報。真のアクリル毛布の洗い方  家庭で使われる毛布の中でアクリルの毛布の割合はかなりのものになると思う。クリーニングの需要は年々減りつつも出てくる毛布の殆どはアクリル毛布。家やコインランドリーでも相当程度洗われているのではないかと ...

    家庭用軟水器三選! 3つの軟水器を徹底比較!  エントリー「家庭用軟水器 アクアソフト AQ-S401 概要」でも書いたように、家電大手ヤマダ電機系列のテックハウスが昨年12月に家庭用軟水器を発売したことによって、ニッチな市場である家庭用軟水器周 ...

    正直、アイロンにスムーザーは「要らない」と思う  「スムーザー」とは、花王が販売するアイロン用シワとり剤の名称であり、正式には「キーピング スムーザー」と言って、その名の通り糊剤に位置付けられる製品である。  で、いきなり「要らない」なんてタイトル ...

    家庭用軟水器 アクアソフト AQ-S401 概要  これまで洗濯と軟水の関係についてしばしば取り上げてきたが、あくまで業務用軟水器を使った話だった。では家庭用軟水器があるかといえば、実はなかなかというのが現状である。というのも日本は元々軟水の国で、浄 ...

    アクアソフト AQ-S401 軟水器アクアソフトAQ-S401 イオン交換樹脂の再生  ヤマダ電機系列ハウステック社が販売する家庭向けシャワー用軟水器「アクアソフト AQ-S401」設置から四日目。早くもイオン交換樹脂の再生作業が必要となった。ということで、早速作業に取り掛かることとし ...