冷風扇 最新情報

続・両親の間でいきなり「クーラー論争」が勃発した

投稿日:2017-07-23 更新日:

 実家に行ったらいきなりクーラーを巡る夫婦間の論争に遭遇し、冷風扇「BCF-30L」を導入することになった。クーラーが入っているにも関わらず、どうして大きな冷風扇でなければならないのか、あるいは「BCF-30L」でなければいけなかったのか、今回はこれについて説明したい。

クーラーと冷風扇の違い

 クーラーは機器内の熱交換器に封入されている冷媒と呼ばれるガスを液化させて冷やす仕組みである。屋内の空気を冷やすと、熱交換器内のガスは気化する。それを屋外で冷やして圧縮すると液化するので、再び屋内の冷却を行えるようになるという寸法だ。

 これによって屋内温を下げることが可能となる。また熱交換器で空気を冷やす家庭で空気中に含有している水(湿気)が液化するので、これを排出することで屋内の湿度が下がる。言ってしまえば熱と湿気を屋外に出すことができるのがクーラーなのだ。

 対して冷風扇はエレメントと呼ばれるハニカム構造の紙フィルターに水をふりかけ、そこに風を通すことで水が蒸発する際に発生する気化熱を使って温度を下げる方法で、簡単な構造と少ないエネルギーで運用できるのが持ち味である。

 構造上クーラ-のような排熱は出ないが、水の蒸発する力を使うため湿度が上がるため、クーラーのような密閉環境での運用はできず窓などを開放した場で使わなければならない。常に新しい空気を冷していくのが冷風扇の特徴だ。

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「ドライ」モードは「冷房」です

 両親からそれぞれ事情を聞くと「ドライでいいから(エアコン)つけて欲しい」とか「ドライの方が電気代が安くなるから」というような、エアコンの「ドライ」運用の話を耳にした。両親の間では「ドライは冷房ではない」というような概念があるようである。

 しかし「ドライ」でも寒いから父親はエアコンの電源を切っている訳で、「ドライだから冷房ではない」は通用しない。「ドライ」とはまさしく「冷房」なのだ。

「ドライ」も「冷房」も運転に変わりなし

 一般的な「ドライ」運転は「弱冷房運転」である。もちろんそうではない運転方式はある。「再熱除湿」と呼ばれる方法だ。これにはいくつかの方式があるが、実家のクーラーには備え付けられていない機能なのでここでは割愛する。

 弱冷房運転である「ドライ」の自動モードで実家のクーラーは運用されていた。温度をエアコンに投げていることで、「寒い」「暑い」論がヒートアップしてしまっていたのである。

 時代が進んでも個別の人の体感温度を感知するセンサーは開発されていない。よって温度で争いが起こっているのであれば、それこそ機械任せとせずに明確な温度設定を行なった上で「冷房」運転を行うのが正しい使い方だろう。

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弱冷房で全体を緩やかに冷やす

 今回の実家で一番問題になっていることは「父親がクーラーを消すこと」である。「電気代がもったいない」というのはあくまでお題目であり、本当のところはといえば寒いから消すのである。

 というのも、うちの父親、非常に寒がりで10月下旬から5月下旬という長い期間、こたつを出し続けている。これは寒いから出している訳で電気代がもったいなかろうと出し続けるわけだ。逆に暑がりならば、何らかの名分を立ててクーラーをつけ続けるだろう。

 ということは、室内温度が「寒い」と感じないレベルであれば消さないということだ。だからクーラーの設定温度を上げて固定化すれば、消す動機自体が一つ消える。「勿体ない論」については、都度都度念仏のように「もったいなくない」「変わらない」と言い続ければいいだけの話だ。

 温度計を見ると父親がクーラーを消したがる温度は「27℃」。ということは28℃~29℃に設定しておけば、消したがる動機は少なくなるだろう。部屋全体を弱冷房化しておいて、暑がる母親のいるゾーンだけを冷やせばよい。

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クーラーの中の冷風扇

 これまで私の母親は入れたり消したりされるクーラーの環境の中で、三台の扇風機を駆使して凌いできた。つまり扇風機三台分のパワーを持つ冷風扇が必要なのであるが、一般向け冷風扇にはそういったパワーのある機器は存在しない。

BCF-30L

 これは意味も分からず「コンパクトで静音」なものを求めるユーザー側の意向に沿った作りをしているからで、正直、求めるレベルの性能を有するものが皆無だからに他ならない。この点については具体的に改めて書きたい。話は逸れたが結局性能面で、ナカトミの「BCF-30L」一択しかできない、という結果となったのである。

 クーラーの中で冷風扇「BCF-30L」を使うと、弱風で2℃下がるが、湿度は5%上がるという結果となった。冷風扇の弱点は水が蒸発する力(気化熱)で空気を冷やすが、蒸発する水によって湿度が上がる点である。だがクーラー内で使うと、設定温度に合わせて時々動くクーラーの力で結果として除湿される。つまり弱点が打ち消されるのだ。

 このような運用方法を行うと弱冷クーラーと冷風扇は相互補完の関係となり、クーラーで部屋全体を緩やかに冷やし、冷風扇で局所を冷やす形となる。これによって父親のゾーンは弱冷、母親のゾーンは冷房という、こちらが望んでいる形を実現させることが可能となる。

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BCF-30L実機導入

 注文しておいたBCF-30Lが実家に到着した。既に試用済であったことから、荷物の到着までに設置場所から使わなくなった後の収納方法や収納場所について検討がなされていたのである。

 当初、大きすぎて邪魔になるかと思われたBCF-30Lだったが、実際の運用は極めてスムーズで、「クールブロアー」の名に相応しい活躍を見せた。

 クーラーの設定は28℃の「冷房」とされており、冷風扇は弱風での運用だが26℃。湿度は5%ほど上がっているが、気になるレベルではない。母親はこ温度に大いに納得、「導入して良かった」との感想を得ることができた。

 一方、父親の方だが、室温が寒くないので「クシャミ」が出ないと喜んでいた。これだったらクーラーを消さずに寝ることができると、こちらも納得できたようである。

 いきなり試用するようにと、半ば強制的に持ち込んだ冷風扇だったが、結果としてこの判断は正解だった。多少の無茶でも、すべき無茶はあるのである。「これが必要」だと思ったら、速やかに実行する事が大切なのだ。

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おわりに

 両親から色々話を聞けば、風呂の温度でも父親は39℃、母親は42℃の温度を好むなど、温度に対する体感に大きな違いがあったようである。仮にそれを双方理解していたとしても、今回のような衝突が発生することがある。

 よく夫婦の揉め事は「よく話し合って」というようにアドバイスがなされるようだが、それだけでは全てを解決するのは難しく、やはり一歩引いた人間の目が必要なのではないかと思う。これは双方意固地になってしまい、もつれた鎖のような概念になってしまいがちだからだ。

 そうした状況に期せずして遭遇した場合、逃げたり受け流したりせず、難しい問題であろうと我が事だと思って、果敢に取り組む姿勢が大切なのではないだろうか。

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Vivente
現役クリーニング事業者。妻と二匹のネコと暮らしながら、整理術やくらし術、生活家電や機器、、著名人のなどの研究を行っている。プロフィールはこちら

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