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片付け術分析から読み解く「清原和博」

投稿日:2017-07-02 更新日:

 2016年(平成28年)2月に覚せい剤で逮捕され、世に衝撃を与えた清原和博。執行猶予付きの有罪判決を受けた清原は「更生」を誓って療養生活を続けているという。

 最近出された「Sports Graphic Number 930」で、その清原を特集した「清原和博「告白」」なる記事が載せられたようである。しかし実は表紙で「出落ち」してしまっているので、この記事を全く読む必要がない。どういうことなのか?

野球で全てを得て、野球で全てを失った

 清原は高校時代、既に生きる伝説となっていた。野球の名門PL学園の不動の4番として活躍し、春夏合わせて甲子園に5度出場(高校時代全出場)、その間チームは優勝2回、準優勝2回という輝かしい戦績を残し、自身も前人未到の13本の本塁打を放つなど、大いに活躍した。

 高校卒業後はプロに転じて西武ライオンズに入団し、ここでも入団一年目から不動の4番として大いに活躍した。その後、巨人に移り、オリックスで引退した。

 引退後はプロ野球解説者やタレントを目指すも、球界でのそれとは違い、存在感を見せるまでには至らなかった。また家庭生活においても夫人と離婚し、現実としてうまくいっているとは言えない状況下での逮捕だった。

 この逮捕によって清原は名声を喪い、甲子園に飾られていた高校時代の展示品も撤去されてしまう。清原の存在は高校球界から完全に抹殺されてしまう。

 そもそも清原が薬物に手を染めたのは、ひとえに野球を続けるためだった。アスリートに限ったことではないが、身体的にも肉体的にも精神的にも酷使する世界で、清原は結果的に薬物に頼った。全ては自身が野球をするため、続けるための使用だったが、引退した後もやめることができずに逮捕されてしまった。

 野球で得た名声、栄光、収入、生活、そして家族。清原は全てを野球の為に失ったのである。

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片付け術分析から何が見えるのか?

 清原和博と片付け術分析、一見どう考えても関係なさそうなこの2つ。無理矢理とってつけた感もするように感じられるだろうが、実はそうでもない。

 というのもその人の片付け方は、その人の「気質」に負う部分が非常に大きいためで、その人物の生き方や人生そのもののバックヤードを構成しているからである。

 この清原を例にとって、片付け術的に分析すると「全てを得て全てを失う」というのは「0か100か」と同義であり、これは本棚理論では「隙間に入れるタイプ」に属する。だからこそ誤った方法にしろ、強力な推進力で野球に全てを捧げきったのだ。

 しかし後先考えないその方法は、周りを含めた自分自身を「片付けてしまった」ような感じとなってしまい正直、呆然として思考硬直しているのが現状のようである。

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読む価値のない理由

 そのような状況下、清原和博の「告白」記事を載せた「Number」は出された。そこで語られる清原の言葉に深い意味は全く無い。なぜならその言葉は清原を支援している人々に求められた「言葉」であって、清原自身の言葉ではないからだ。

 清原は全てを失った。今、清原に残っているのは支援者だけである。言葉は悪いがパトロンでありスポンサーなのだ。生きていく為には彼らの期待に応えなければならない。つまり彼らが思い描き、演出している「更生に葛藤し戦う清原」を演じなければならないのである。

 例えば仮出所後の甲子園のエピソードなどはまさにそうで「情熱を燃やした甲子園への愛着を持つ清原」というクライアントのイメージに対し、清原は必死になって応えているのだ。本人にそこまでのこだわりがないにも関わらずである。

 清原にとって甲子園は過去のものであって「今」ではない。過ぎ去ったものを拘る趣味はないのである。しかしそれを口に出せばクライアントを幻滅させてしまう。だから言えない。清原にとって最も苦痛なのは、演技がうまくもないのに、思ってもいないことを思っているかのように演じなければならない点であり、そうしなければ暮らせない、生きていけない自身である。

 そして最も始末が悪いのは、それを清原のために良かれと思ってやっている支援者である。この雑誌を含めそうした支援者の思い描く「絵」こそが「更生のためにスーツを着ている清原和博」なのだ。だからスーツ姿自体、写っている清原にとって、その姿は能動的に感知しているものではないのである。まさに「傀儡(ぐぐつ)」といってよい。

 だからこの記事は表紙で完結してしまっているのだ。

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おわりに

 清原分析に関して言えば、今回書いた話は「さわり」の部分に過ぎない。ただこれだけは言えるのは「言葉に深い意味はない」で、この部分を押さえておけば本人が言わんとする行間が解読できてくるようになる。

 しかしながら知ったところで、役に立つ人は皆無に近く、同じ気質の人に注意喚起する程度の内容でしかない。そもそも「天才」の生き方を常人が参考になるわけがない。

 だが自身の思いを人に投影することは、決してよいものではない事をこの記事は示している点において、日頃どう振る舞い生きていけばよいのかを指し示しているのかもしれない。

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Vivente
現役クリーニング事業者。妻と二匹のネコと暮らしながら、整理術やくらし術、生活家電や機器、、著名人のなどの研究を行っている。プロフィールはこちら

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