blog 最新情報

暮らしに合わせた家を購入して上手く行った例

投稿日:

 これまで、住宅の物件の購入にまつわる様々な話を書いてきた。しかし、その話の内容の多くが「夢を壊すような話」ばかりで、家の購入を考えている人にとっては正直ゲンナリするような内容だった。

 これではいけない、という訳ではないが、今回は自分の暮らしの範囲で無理なく上手に物件を購入した私の長年の友人の話を書いてみたいと思う。

独身暮らしの物件購入

 私の長年の友人は独身で郊外部に住んでいた。これは仕事場が郊外にあるからで、それに合わせていたためである。部屋の広さは2DK、結婚願望は全く無いのだが、広い部屋に住みたいということで、その広さの部屋を借りて住んでいた。

 友人は郊外部にある大型介護施設内に業者として入っている自営業者で、複数の資格を所有しており、通常の介護職員とはまた違った仕事をしている。そういう事情で贅沢とまではいかないが、一定の収入を確保している。

 物件購入のきっかけは二年に一回払うことを約束させられている「更新手数料」であった。何もしてもらえないのに家賃一ヶ月分を払うのは癪に障ると、一人でも暮らせる物件購入の検討を開始した。

目次に戻る

物件購入の条件

 友人が物件の選定にあたって決めていたことが3つあった。

  • 仕事場から近いこと
  • ローンは25年
  • ローンと共益費、固定資産税の合計が家賃と同額以下

 自営業者である友人は25年ローンまでしか組めないが、大体60歳までに支払いが終わる範囲、かつ家賃より安くなることを条件として物件を探したのである。まさに身の丈にあった物件購入を模索していた。

 すると郊外部ということで、合致する幾つかの物件が出てきた。一軒家とハイツ、それぞれ複数あり、いずれも中古物件だった。そのときに初めて友人は私に相談をかけてきたのである。私は即座に言った。

 「一軒家は除外」

 メンテ費用にかかる一軒家の建売中古など買えば、購入費用以上の修繕費用が出るのは確実。庭が持ちたいとか、複数の車を置きたいとか、相応の目的がない限り手を出すべきものではない。

 友人の動機がそもそも「無駄な出費」がイヤというものであったため、一軒家にこだわりがなかった。そこで低層階のハイツ物件が複数残った。

目次に戻る

物件の選定方法

 こうしてハイツ物件一本に絞ったのだが、資金的条件をクリアした物件は3つあった。A物件以外はリフォーム済、

目次に戻る

A物件

 築年数が新しい。2階建の2階。12戸。3LDK。高い。

目次に戻る

B物件

 築年数が古い。3階建の1階。36戸。2LDK。中間。

目次に戻る

C物件

 築年数は中間。3階建の2階。18戸。3DK。安い。

目次に戻る

3つの物件

 私は一発で「B物件」だと言った。理由は「戸数」が多いからだった。修繕費用を出す際、組合に十分なお金がなかった場合には各戸が出さなければならない。その時、戸数が少ないよりも多いほうがいいに決まっているのだ。

 理由は他にもあった。敷地内の駐車場代が周辺の駐車場よりも「高い」点である。へ?と思われる方もおられるかもしれないが、「高い」ということは修繕費用の積立も積み上がるので、修繕費用の追加出費がなかったり少なかったりする可能性が高まるからである。物件の所有者となった場合、駐車場代が安いほうがよいとは限らないのである。

目次に戻る

物件の決め手

 資産という要素を考えたとき、実は「A物件」が一番高かった。これは一戸辺りの土地が一番広かったためなのだが、友人の場合は資産形成の為ではなく、暮らすのに余分な費用をかけたくないというものだったので、一切を無視したことで「B物件」となった。

 これには、純粋に「暮らし」という概念から「一階」が望ましいという点もあったためで、物件がハイツということで低層であるため、エレベーターがついておらず、荷物の出し入れが一階が一番楽という点にある。眺望や環境を考えれば上の階がいいのかもしれないが、実生活を送る点を重視した。

 またエレベーターがないということは、物件の維持費用(電気代やメンテ代)や大型修繕費用がかからないわけで、結果として修繕費用を下げることに繋がっていくことになる。

 友人が私のアドバイスを参考にしたかどうかはわからないが、最終的に「B物件」の購入に踏み切った。

目次に戻る

物件を購入した後

 友人はこうしてB物件を所有することになった。早速私は引っ越しの荷物を運んだ。私の場合、引っ越す際には自力更生のため、基本業者には頼まない。それは他の人の引っ越しを行う際にも同じで、全て自身の手で行う。

 無事引っ越しを終え部屋内をチェックすると、給湯器が新品のものに入れ替えられていたので、これは良かったと友人に話した。業者が販売するのにリフォームした場合、外装だけで給湯器などはそのままというケースがままあるからだ。

 これならは将来家族ができてもまぁ、なんとかなるだろう、と思っていたら数年後、なんと相手が見つかり結婚する運びとなったのである。物件が結婚相手までを引っ張ってきたのであった。

 このように物件を購入するというのは大きな転機となりうるのである。

にほんブログ村 その他生活ブログ 掃除・洗濯へにほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへにほんブログ村 その他生活ブログ 片付け・収納(個人)へ

-blog, 最新情報

関連記事

年金受給が40代は70、30代は75を視野に?

 最近、内閣府で年金に関する検討会が開かれ、「75歳以降の年金受給」との意見が出たことが報じられている。(朝日新聞「年金受給開始「75歳とか…」 内閣府の検討会で意見」)  実はこれより前に自民党の年 …

ここがダメダメ、役に立たない洗剤評価ランキング

 ネットという所は昔からそうだが、何でもとにかくランキングをつけたがる。それ以外にも「なんちゃら十選」とか「ほにゃらら五つ」なんてものもよく書かれる。そして洗剤もそのような形で評価されているが、自前で …

業務用洗濯の温度管理

 エントリー「「すすぎ」問題を解決する方法」内のにおいて業務用洗濯の温度(水温)について少し触れたので、一般的にあまり役に立つ話ではないのだが、業務用洗濯機(水洗機)の温度管理や熱供給などについて書く …


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Vivente
現役クリーニング事業者。妻と二匹のネコと暮らしながら、整理術やくらし術、生活家電や機器、、著名人のなどの研究を行っている。プロフィールはこちら

    軟水器アクアソフトAQ-S401 レビュー  エントリー「家庭用軟水器 アクアソフト AQ-S401 概要」や「アクアソフトAQ-S401、ネットの片隅で起こった異変!」で度々取り上げてきたヤマダ電機子会社の住宅機器メーカー「ハウステック」が出 ...

    switle「スイトル」の実機レビュー1  以前より注文していた湿式掃除アタッチメント、switle「スイトル」がようやく届いたので早速、開封することとした。 Contents1 重くない箱2 スイトル本体を付属品と繋げる3 給水タンクの構造 ...

    知られざる「タイムズクラブカード」の使い方  タイムズ(Times)と言えば駐車場サービスの大手であり、街のあちこちに時間貸し駐車場が展開している。最近では路上の駐車場に留まらず、店舗の駐車場スペースなどの管理も請け負って「タイムズ駐車場」とす ...

    家からウタマロクリーナーが消えた日  風呂場にあった「ウタマロクリーナー」のスプレー容器が消えていた。妻に「どこにやったの?」と聞いたら、「要らないから捨てた」という。まだ残っていたはずだったのにどうして捨ててしまったのか・・・・・ C ...

    家庭用軟水器三選! 3つの軟水器を徹底比較!  エントリー「家庭用軟水器 アクアソフト AQ-S401 概要」でも書いたように、家電大手ヤマダ電機系列のテックハウスが昨年12月に家庭用軟水器を発売したことによって、ニッチな市場である家庭用軟水器周 ...

    嘘だらけのネット情報。真のアクリル毛布の洗い方  家庭で使われる毛布の中でアクリルの毛布の割合はかなりのものになると思う。クリーニングの需要は年々減りつつも出てくる毛布の殆どはアクリル毛布。家やコインランドリーでも相当程度洗われているのではないかと ...

    本当にいいのか?日立ビックドラムの「ナイアガラすすぎ」の是非  クリーニング業界で「ナイアガラ」と言えば、東京洗染機械製作所の「ナイアガラドライ」を真っ先に思い出す人も多いだろう。大流量の溶剤を一気に流して洗うのを「ナイアガラの滝」に例えたネーミングだが、今回は ...

    家庭用軟水器 アクアソフト AQ-S401 概要  これまで洗濯と軟水の関係についてしばしば取り上げてきたが、あくまで業務用軟水器を使った話だった。では家庭用軟水器があるかといえば、実はなかなかというのが現状である。というのも日本は元々軟水の国で、浄 ...

    switle「スイトル」の実機レビュー2  エントリー「 switle「スイトル」の実機レビュー1」では書ききれなかったスイトルの内部構造について、早速実機の写真を交えて見ていきたい。 Contents1 アクアサイクロン方式2 清水噴出部3 ...

    間違いだらけ!週刊ポストの「年金」記事  私が「年金受給が40代は70、30代は75を視野に?」を書きつつ、危惧していたことが現実となった。 怒りの徹底追及 年金は75歳までもらえなくなる 「働き方改革」に便乗した年金大改悪が年内にも閣議決 ...