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家庭用湿式掃除機switle「スイトル」の実力

投稿日:2017-05-17 更新日:

 湿式掃除機とは聞き慣れない言葉だろうが、水で床面等を洗いながら吸う掃除機である。ノズルから水を噴射したりしながらその水をバキュームで吸うことによって、カーペットなどに付着なっtした液体系の汚れを取るのである。

 洗浄力はあるのだが、吹付け部と吸引部があるため機構が大型し、手入れも一般の掃除機に比べ面倒なため、日本では一般には普及してこなかった。だが、これをシリウスという日本企業が従来の掃除機に接続するアタッチメント方式を採用して家庭用機器として開発販売することになったのである。

 その機器の名はswitle「スイトル」

開発した二人の鬼才

 この湿式掃除機のアイディアを提供したのは川本栄一氏という広島県の発明家である。この川本氏は長らく家庭用湿式掃除機のアイディアを温めていたが、このアタッチメントを開発したシリウスの亀井隆平氏との出会いによって具現化した。

 このシリウスの亀井氏は元三洋電機の社員で、三洋時代には伝説の米粉パン機「GOPAN」の開発指揮をとった人物である。後に三洋を退社し、ベンチャー企業「シリウス」を立ち上げ、今回この「スイトル」を世に送り出すことになった。

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スイトルの前身

 実はこの「スイトル」。今回始めて世に出た商品ではない。実は以前、川本氏の特許を使い、トヨタがシートの洗浄機として開発していた。だが、工業用であり、一般に出回ることもなく、機器がある程度行き渡ってしまうとそこで頭打ちになったという。

 この当時の機器は扇型の特徴的なノズル部の枝先の吸引部分の中に噴射部が仕込まれており、その噴射部から水が高圧で噴射され、ノズルのバキュームで水ごと汚れを吸う仕組みだった。なぜ私が知っているかというと、その商品の存在をかなり前から知っていたからである。

 この機器は確かによく取れるが機構的に高額であり、家庭ではとても手に届くような代物ではない。そこで川本氏は自身が発明した湿式掃除機の理論を更に深化させ、掃除機の負圧を使った水の吹き出しという機構に辿り着く。水の吹き出しを動力を使わず自立させたのである。

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湿式掃除機の実力 

 このスイトルには使った水を吸い込み、掃除機の負圧で回るサイクロン方式のファンを使って汚れた水と空気を分離させる機構を取り入れたり、と先鋭的な川本氏のアイディアが数多く詰め込まれている。

 それを具現化したのがシリウスの亀井氏とかつて三洋電機の掃除を開発したチームだった。その結果、スイトルは洗練された機構を持つ単独での動力機構用いない家庭用掃除「機器」となった。

 一風変わったこの商品。カーペット洗浄などを想定している。食べ物や飲み物を落としたり、ペットの尿など液体系汚れへの対処である。だが、開発側もまだこの機器の実力を測りかねているところがあり、そういう点で発展途上の機器である。

 どういった部分が「実力を測りかねている」のか。この機器の詳細については改めて書きたい。

 

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Vivente
現役クリーニング事業者。妻と二匹のネコと暮らしながら、整理術やくらし術、生活家電や機器、、著名人のなどの研究を行っている。プロフィールはこちら

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