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家庭用洗濯機の頂点を競え!Joshinwebの企画

投稿日:2017-06-15 更新日:

 家電販売大手の上新電機が展開するJoshinwebで最新鋭の洗濯機で洗浄力を競う「洗濯機頂上対決」なる面白い企画が最近アップされている。

 これは日立のビートウォッシュと、同じく日立の新型ドラム式洗濯機BD-NX120AL、そしてパナソニックの新型ドラム式洗濯機NA-VX9700Lの3台で同じ洗剤を使って汚れ落ちの性能を競うという、なかなか野心的なもので、実質的に日立とパナソニック両者のドラム式のガチンコ対決となっている。

パナソニックのNA-VX9700L

日立のBD-NX120AL

頂上対決の結果

 パナソニックのNA-VX9700Lは11キロ機、日立のBD-NX120ALは12キロ機と、両機もはや家庭洗濯機の域を超えた大きさとドラム径を有し、ともに温水洗浄機能を持つ最新鋭機である。どちらもヒーターで水温を上げるため、電気代はかかるものの、温水洗浄の力は家庭洗濯においては圧倒的な力を持つだろう。

 また大口径のドラムは乾燥機としての機能を果たす際にも大きな力を持つ。このレベルの大きさならばコインランドリーの小型機と同レベルの大きさであり、この点からも家庭用の域を越えていると言っていいだろう。

 さて注目の頂上対決の結果はというと、パナソニックのNA-VX9700Lに軍配が上がっている。汚れ落ちで日立のBD-NX120ALに勝ったのである。違いはどこにあったのかを推測してみると、おおよそ2つの点に絞られる。

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何が勝敗を分けたのか

 あくまで個人的な推測だが、早速2つの点を列挙する。

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ドラムの回転力

 洗浄力を上げるには洗濯三要素(熱、洗剤、機械力)が必須だが、今回のケース熱と洗剤に関しては全く同じ条件であり、そうなると必然的に機械力=ドラムの回転力ということになるからである。

 特にパナソニックは洗濯機の全機種に凹凸のあるスパイラルドラムを採用したりしているため、モーター回転数を日立より上げて洗浄力を高めている可能性が高い。

 このモーター回転数は上がれば上がるほど洗浄力は上がるが、被洗物へのダメージが大きくなる。この按配を決めるのが「洗浄プログラム」で、おそらく日立のほうが機械力に対し抑制的なのだろう。

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泡洗浄方式

 パナソニックは全機種に洗剤を素早く泡立てる機構を採用している。これは洗剤に高圧の水を当てて泡立て、それを被洗物につけて洗うことで汚れの分解促進を狙ったものである。泡になれば繊維に洗剤が触れる面積が大きくなり、界面活性剤が効率よく汚れに反応するという仕組みだ。

 これが業務用水洗機となれば話は別だ。強力な機械力のみで泡立てるのである。一方、家庭用洗濯機は様々な制約の中で創意工夫を凝らしているのである。少々話は脱線するが、下の写真の洗剤量は家庭用粉末洗剤のスプーン2杯である。信じられないかもしれないが本当の話である。

泡立つドラム内

 話を戻すが日立は洗剤の撹拌機能のみなので、この点パナソニックに遅れを取った形となっている。

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まとめ

 上記二点が大きな違いであり、差がついた部分はそこではないかと思う。ただそれは洗剤の使い方でどうとでもなるような差でしかなく(酸素系液体漂白剤の投入で済む話)、実は勝敗自体は大きな話ではない。

 しかし弛みない研究と努力の結果、数々のアイディアを盛り込んだ両社素晴らしい機械をよく送り出したという点を高く評価したい。

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おわりに

 現段階でパナソニックのNA-VX9700Lと日立のBD-NX120ALではBD-NX120ALの方が約3万円ほど安くなっている。私がどちらの機種をお薦めするかという決め手はこの「価格」にある。

 両社の機械は機械的に既に高めているもので、それほど差異があるようには思えない。ここに差があるのなら話は別だがそうではないので、BD-NX120ALを導入して、後は運用で使いこなす方が合理的なように見える。

 ただNA-VX9700Lには数々の素晴らしいアイディアを盛り込んだプログラムや研究成果が盛り込まれているので、その点大いに惹かれるところではある。

 この両機の分析は、また日をあらためて行なってみたい。

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Vivente
現役クリーニング事業者。妻と二匹のネコと暮らしながら、整理術やくらし術、生活家電や機器、、著名人のなどの研究を行っている。プロフィールはこちら

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