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「なんでもできる」は「何にもできない」

投稿日:2017-06-18 更新日:

 この数日、当ブログの改変のため、ネットで調べながらブログwebアプリであるwordpressに手を入れて整備を行っている。そもそもそういったwebアプリをあまりいじったわけではないのにも関わらず、素早く高速だということで「STINGER8」というテーマとした事情から、ツール上で設定できる内容が少なく、直接ソースを書き込むという形となった。

 ただ、昔に比べたら平易で環境自体は整備されているので、そういった点は進歩していると言え情報の蓄積もあるため、根気よく取り組めばある程度まではなんとかなった。ところが肝心要の調べるという点で問題が起こっていた。

見たい情報がなかなか見えない

 ネットでwordpressやSTINGER8の改変やエラー、トラブルについて調べるが、なかなか思ったような情報にたどり着けない。調べ方が悪い、たしかにそういう部分もあるだろうが、それだけでなくネタが複数人でグルグルと回っているような感じで、似たような内容が多いのだ。

 もちろん書いている側の人たちに全く悪気はないのだが、流石に20件、30件ともなってくると、これはどうなのかと思ってしまう。そして、それ以上に頭を痛めたのが、「サーバーの反応が遅い」といういこと。

 見たいページがなかなか表示されないのだ。これはサーバーの問題以上にwordpressというwebアプリに大量のプラグインやらデザイナリッシュなページにするため、多くのリソースを使っているため、動作が鈍くなってしまっているのである。

 見てもらうために加工しているはずのページが、加工の為に表示が遅いなどという笑うに笑えない話が現実に起こっているのである。しかも高速化ツールとか、ソース改造やらを載せているサイトが、である。

 wordpressは自由度が高く、世界的なアプリで多くのユーザーがいるため、多くのプラグインやテーマがある。にも関わらず、閲覧する際には表示速度が遅く、見る者にとって不自由であるというこの矛盾。

 まさしく「なんでもできる」は「何にもできない」という好例だろう。

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厳しい芸の世界

 宝塚歌劇団という女性だけで構成される歌劇団がある。この宝塚にはスターシステムという独特の育成プログラムがあり、これはと見込んだ者を公演期間中に新人公演という若手だけの公演でトップスターと同じ役に抜擢したりして、未来のトップスターを育成する。

 今から四半世紀ほど前の話、当時の雪組では後にトップスターとなる香寿たつきが新人公演の主役に抜擢された。香寿は音楽家の家に生まれ、幼少の頃からバレエに打ち込むなど、芸に対する素養があった。入団後には早くから頭角を現し、歌、ダンス、芝居をソツなくこなす期待の若手として注目されていた。

 この時のトップスターは杜けやき。芝居達者と知られた杜の役を香寿は演ずることとなったのだが、その香寿に対して杜はこう評した。

 「何でもできるということは、怖いこと」

 すなわちソツのなさが仇となる、と言ったのだ。おそらく若き日の香寿は期待に応えるため必死に練習していたはずである。トップである杜は当然そういうことを知っていただろう。だが、それでも敢えて言ったのである。

 これは妻によると「なんでもできるは、何にもできない」と言っており、言われた側は意味が分かっても、どうしたらいいのかわからない状態だっただろう。とのことだった。

 努力して歌も踊りも芝居も水準以上に高めても、それではダメだというのならどうすればいいのか。ソツなくできる者に設定された高いハードルは容易に越えられるものではなかった。

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おわりに

 走攻守が揃った万能選手は確かに素晴らしい。だが一方で「帯に短し襷に長し」という言葉があるように、中途半端で器用貧乏となりかねない。

 人にも物にもシステムにも短所と長所があるわけで、それをどう見極め、どう活かしていくかがその人の技倆ではないかと思う。そういうことを心に深く留めておく必要があるだろう。

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Vivente
現役クリーニング事業者。妻と二匹のネコと暮らしながら、整理術やくらし術、生活家電や機器、、著名人のなどの研究を行っている。プロフィールはこちら

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